クレジットカードの債務整理は可能?債務整理前の注意点など解説

クレジットカードでついつい買い物をしすぎてしまった、またはお金を借りすぎてしまった、といったような経験はありませんでしょうか?クレジットカードはその場で現金が減るわけではなく、後払いの形式をとるものが多いため、ついつい使いすぎてしまうこともあるでしょう。

また、リボ払いのような支払い方式を選択した場合には、手数料がどんどん追加されてしまい、なかなか返し終えることが出来ない…というような事態になってしまうことも多々あります。

そのため、むしろ現在もクレジットカードの借金で困っている、というような方もいらっしゃるかもしれません。

借金を減らす手段として「債務整理」という手続きがございますが、これはクレジットカードによる借金においても利用することができます。

しかし、「債務整理」を行えば、すぐに借金が必ず減る!というわけではなく、様々な条件や手続きがあります。

そこで今回の記事では、クレジットカードの借金を債務整理する際のポイントやメリット・デメリットについて解説いたします。

なお、「債務整理」につきましては詳しくはこちらの記事「債務整理とは?5つの種類の特徴」もご参照ください。

クレジットカードを債務整理するメリット

ショッピングリボ払いも債務整理が可能

先程も説明した通り、クレジットカードには「リボ払い」という支払い方法があります。簡単に言えば、クレジットカードを利用した額に関係なく、毎月一定の金額をクレジットカード会社に支払うという方法となっております。

毎月支払う額が一定のため、急な出費にも対応可能という利点もありますが、その分支払い回数が多くなってしまい、手数料が膨れ上がってしまうという難点もあります。そのため、支払が大変になってしまうことがよくあります。(そのため、支払方法を設定する際はリボ払いにするかどうか、といったことは注意して決める必要があります。)

リボ払いで支払いが厳しくなってしまった、というような場合でも債務整理を行うことは可能です。例えば、カード会社との間で交渉を行い、手数料をある程度カットしてもらうといったようなことが可能になります。

もっとも、クレジットカードのショッピング枠とキャッシング枠とを分けて債務整理をすることは出来ないのには注意が必要です。「キャッシングの方は問題なく返せているけど、ショッピングの返済が滞っている」というような場合でも、キャッシング枠も一緒に債務整理を行う必要があります。

今後の利息がカットできる

債務整理の中でも、借入先と交渉を行うことで借金を減らす手続きである「任意整理」を行った場合、それ以降は利息を支払う必要はなくなります。

それまでにプラスされていった利息はそのまま支払う必要がありますが、手続きを行って以降の利息はカットされていくことになるわけです。そのため、返済額がその後もどんどん増えていってしまうというようなことはありません。

利息のみならず、リボ払いの手数料もカットすることができます。

返済期間の交渉も可能

また、交渉によって返済期間を伸ばすことも出来ます。毎月の返済額が多くて厳しい…というような場合でも、任意整理によって交渉を行うことで、返済期間を伸ばすことで、月々の支払額を減らすことも可能となっております。

債務整理後のクレジットカードはどうなる?

上記では、債務整理を行った場合のメリットについて説明いたしました。

以下では、債務整理を行った後、クレジットカードはどうなるのか、といった点について説明いたします。

クレジットカードが利用停止になる

もっとも、債務整理を行った場合、そのクレジットカードをすぐに使うことが出来なくなります。

それだけではなく、債務整理を行った場合は「この人は債務整理を行いました」という情報が登録されることになるため、その情報を確認した他のクレジットカード会社が確認した場合、その他のクレジットカードも利用が停止できなくなる可能性が高いのです。

信用情報は、各カード会社といった貸金業者内では共有されてしまっているため、債務整理を始めると他のカードも時期は異なるものの利用できなくなることになるため、注意が必要です。

ETCカードや家族カードが使えなくなる

クレジットカードのみならず、紐づけられているETCカードや、名義を一緒にしている家族カードも使えなくなってしまう為、注意が必要です。

債務整理前にクレジットカードで注意すること

カード払いの支払い方法を変更する

電気やガス、水道といった公共料金をカード払いにしている場合は、支払方法を切り替える必要があります。先ほど述べた通り、債務整理を行った場合、クレジットカードは停止してしまうため、支払が行われなくなってしまうからです。

そのため、こちら変更をしないと、支払が行われないまま延滞扱いになってしまうため、注意が必要となります。

貯まっているポイントの使用

また、クレジットカードには使用するごとにポイントが貯まるものもありますが、利用停止に伴い、当然こちらのポイントも使うことが出来なくなる可能性が高いため、こうしたポイントは債務整理を行う前に使い切ってしまうのが良いでしょう。

家族カードがある場合は事前に伝えておく

先程申し上げた通り、家族で共用しているカードもまた使えなくなってしまうため、債務整理を行う場合は、その旨を家族に伝えるのが良いでしょう。

「家族に内緒で債務整理をしたい」と考えていても、家族カードを使用している場合は、家族にバレてしまうことになってしまうため、注意が必要です。

債務整理後にクレジットカードを作る際のポイント

もっとも、債務整理が終わった後に新しくクレジットカードを作ることは可能です。

ただし、その際には様々な注意点があります。以下に紹介いたします。

個人信用情報を確認する

信用情報機関に「債務整理をした」という情報が残っていたままだと、新しくカードを作ることは難しくなってしまいます。そのため、まず自分の信用情報がどのようになっているかを確認するのが良いでしょう。

CIC、JICC、KSCという3つの信用情報機関があり、それぞれに開示請求を行うことができます。

CICは主にクレジットカード会社が、JICCは消費者金融が、KSCは主に銀行が加盟している登録機関となっており、複数の情報機関に加盟している場合もあります。

それぞれ「債務整理をした」という旨の情報、いわゆる「事故情報」をどれくらいの期間保持しているか、また、どのようにして開示請求を行うか、といった点なども異なるため、まずはよく調べてみてから開示請求を行うのが良いでしょう。

<参考>

CICの公式サイト

JICCの公式サイト

KSCの公式サイト

債務整理したカード会社は避けておく

先程も申し上げた通り、債務整理をしたという情報が信用情報機関の記録から消えていれば、基本的にはクレジットカードの審査は通る可能性が高いです。

もっとも、以前債務整理をしたクレジットカード会社は避ける方が無難でしょう。信用情報機関からは記録が消えていても、同じ会社内ではそのまま記録が残っている可能性があり、審査が通らないことも十分にあり得ます。

そのため、債務整理後にクレジットカードを新しく作る場合は、違うカード会社を選択した方が良いでしょう。

キャッシング枠を外して申し込む

お金を借りることのできるキャッシング枠は審査が厳しくなるため、外して申し込むようにすると良いでしょう。

複数同時に申し込まない

審査に通らないことを恐れて、何件も同時にクレジットカードを申し込んでしまいたくなるかもしれませんが、複数のクレジット会社に申し込んだ場合、いわゆる「申し込みブラック」という状態になってしまいます。

「申し込みブラック」とはどういう意味かといいますと、複数の会社へ同時に申し込みを行ったことを理由に審査が通らなくなってしまうことがあるのです。

カード会社間で情報共有されておりますし、一般的に1か月に3件申し込むと「申し込みブラック」状態になってしまうと言われています。

申し込みブラックになってしまうと、半年ほど審査に通過できなくなってしまうため、複数のカード会社を利用したい場合でも、間隔をあけて1枚ずつ申し込むようにするのが良いでしょう。

利用限度額を少額に

希望の限度額を大きくした場合、その分審査が厳しくなってしまいますので、審査を通しやすくするためにも限度額はなるべく小さめに抑えるのが無難でしょう。

クレジットカードが作れない場合の対処法は?

では、それでもクレジットカードを作れなかった、審査が通らなかった場合はどうすれば良いでしょうか?以下では、その場合における対処法もご紹介いたします。

デビットカードを使用する

デビットカードの場合、クレジットカードとは異なり利用後にすぐ銀行口座からお金が引き落とされるという形式になっております。

審査などが必要なく、すぐ作れますが、銀行口座に残高がない場合は使うことが出来ないのには注意が必要です。

プリペイドカードを使用する

プリペイドカードを利用するという方法もあります。プリベイトカードは事前にお金をチャージして使うカードになっております。

事前にお金を入れなければならず、少々手間ですが、お金の使いすぎをセーブすることも出来ると考えることもできます。

家族カードを使用する

家族名義でカードを家族に作ってもらい、それを利用するという方法もございます。

もっとも、自分が使った分は家族に請求が行ってしまうことになるため、使い過ぎには注意が必要です。

まとめ

今回の記事では、クレジットカードの借金を債務整理した場合のメリットや、デメリット、その後の対処方法について解説させていただきました。

クレジットカードは簡単に決済が出来ますし、手元にお金がなくとも大きい買い物ができてしまうので、ついつい使いすぎてしまうということはよくあると思います。しかし、そうした借金も債務整理を行うことで、減らすことが出来ます。

「債務整理をして借金が減っても、カードを作れなくなってしまうのはちょっと…」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、上記のように様々な対処法がございます。

まずは、現状のご自身の状況を把握し、それを弁護士等の専門家に伝えたうえで、どのような手続きを行っていくべきかを相談するのが良いでしょう。

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本記事の監修弁護士  前田 祥夢(東京弁護士会所属)

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